2025年1月10日、慶應義塾大学とインド工科大学ガンディーナガル校は協働して女性の起業についてステークホールダーミーティングをグジャラート州の州都ガンディーナガルに位置するIITGNキャンパスにて開催致しました。
日印研究ラボの川根友上席所員は、グジャラート州における200名の女性起業家のインタビュー結果を発表致しました。
ジェトロアーメダバード事務所より、吉田祐所長、サンチット・オザ氏(ダイレクター)、飯田覚氏(ダイレクター)が参加、ジェトロ創設以来の歴史とインドのスタートアップ支援についてご発表してくださいました。
インド工科大学ガンディーナガル校より、学内のアウトリーチ事業NEEVマネージャーであるソウミヤ・ハリーシュ氏 (Ms. Soumya Harish) より、女性起業家を育成し近隣のニーズのあるコミュニティの方々を支援する諸事業について端的にご説明いただきました。
卒業生であり、インド工科大学内のリサーチパークにおいてインキュベーションされた自社のスタートアップGalanto Innovations 創設者およびCEOのルプシャ・ムカルジー氏(Ms. Rupsha Mukherjee)が自身のスタートアップの発展と現在のビジネス環境について発表をしました。
ミーティングは、慶應義塾大学政策メディア研究科のショウ ラジブ教授とインド工科大学ガンディーナガル校のカビール・ジャスジャ教授のスピーチによって始められました。ミーティング後、グジャラート州政府産業コミッショナーに位置する起業開発センターに、慶應義塾大学政策メディア研究科より、川根上席所員とショウ教授によって政策提言を提出致しました。
グジャラート州政府より、インド行政職官吏現メへサナ県コレクターのM.ナガラジャン氏(Shri M. Nagarajan, I.A.S. Collector & District Magistrate, District Administration Mehsana), 健康家族福祉課行政官吏であるクナール・ガダヴィ氏(Mr. Kunal Gadhavi, Section Officer, Health and Faily Welfare Department)、そして、起業開発センターよりサンディープ・パテール氏 (Mr. Sandip Patel, Centre for Entrepreneurship Development)が出席し、貴重なご意見を共有してくださいました。
インド政府情報発信省下にあるドゥール・ダルシャン(国営放送)グジャラートの副代表であるウトサヴ・パテール氏 (Mr. Utsav Patel)、TiEアーメダバード代表でありインド経営大学アーメダバード校インキュベーションセンターにて自社スタートアップIndiaBizForSale (インド国内中小企業のM&Aおよびファンド獲得を支援する会社)を創設したバヴィン・バガト氏 (Mr. Bhavin Bhagat) も参加し、事業規模を問わず、自ら事業を興した女性の声を集めることの重要さを評価してくださいました。
この機会に集まってくださったステークホールダーの皆様に感謝致します。今後も、グジャラート、それ以外にも、女性の起業を促進するために、さらにダイアローグと活動に繋げるために何か具体的な成果を上げることが出来ればと願っております。