伊豆市と慶應義塾大学SFC研究所 日印研究・ラボ、教育分野で連携協定を締結
~XR技術を活用した次世代型防災教育の推進に向けて~
慶應義塾大学SFC研究所 日印研究・ラボ(所在地:神奈川県藤沢市、代表:ショウ・ラジブ教授)は、2025年7月10日、静岡県伊豆市と教育分野における包括連携協定を締結いたしました。本協定は、日印研究・ラボとして初めて、年間を通じた事業展開を行う自治体との包括連携協定となります。

連携の第一歩として、伊豆市立伊豆中学校において「XR防災ラボ」が始動し、XR(VR/AR)技術を活用した先進的な防災教育プログラムがスタートしました。本プログラムは、同ラボ所属で、XR防災教育の設計・実施を主導する研究者である高根佐知子を中心に展開されています。伊豆市が整備を進めるICT教育環境と、当ラボが有するインドとの学術・技術連携、ならびにXRを中心とした最先端教育ノウハウを融合し、子どもたちの創造性・国際性・レジリエンスを育むことを目指します。
協定式は伊豆市役所にて執り行われ、伊豆市 菊地豊市長と本ラボ代表のショウ・ラジブ教授が出席し、協定書へ署名いたしました。ショウ教授は「気候変動による災害が頻発する中、従来とは異なる学びと備えが求められている。XRを活用した創発的な学習を通じて、未来の担い手を育てる取り組みを推進したい」と述べました。
今後、本協定に基づき以下の取り組みを予定しています:
- 伊豆中学校におけるXR防災教育の実践と成果発表
- インドの学校とのICTを活用した国際交流
- 慶應義塾大学SFCへの伊豆市中学生の訪問・交流プログラム
慶應義塾大学SFC 日印研究・ラボは、今後も国内外の教育機関・自治体との連携を通じて、テクノロジーと創造性を融合した未来志向の教育モデルの構築に取り組んでまいります。

